東京都広尾の住宅

1988
House in Hiroo / Shibuya,Tokyo
業務形態:戸建住宅の設計・監理
構造/規模:RC造一部S造/地上3階地下1階建

「アトリエのある都心居住への試み」

広尾という土地柄を反映した都心居住への試みがこの住宅のテーマである。敷地の資産価値を最大限に生かすべく多くの工夫が取入れられた。

主寝室は水廻りが重視され、日当たりの悪い1階にとられ、厨房を挟んでとられた2階のリビングダイニングは周辺からのプライバシーを確保するのシェルターに守られて、固有の空間を生み出している。

地下室は大きなドライエリアにより、第2のリビングルームとして、四方を隣家に囲まれた東京都心の現実の中で、コンクリート打ち放しのシェルターが、必死にマイプライバシーを内包しようとしている。