東京都大山町の住宅
- 1988
- House in Oyamacho / Shibuya,Tokyo
業務形態: | 戸建住宅の設計・監理 |
構造/規模: | RC造一部S造/地上2階地下1階建 |
「地下空間を活かした光庭のある都会生活」
敷地面積122㎡、敷地巾4.5~7.0m、道路幅員4m、建築基準法による高さ制限2階建、これが東京の厳しい居住環境であり、地下空間を利用しての居住性の追及がこの家の設計テーマとなった。
リビングおよびダイニングキッチンは、中央のミラーガラスの光庭を囲んで全て地下に配され、全体がひとつの空間としての広がりをもつことによって、精神的圧迫感を和らげる。
近接する隣家に対しては、ソリッドなコンクリート打ち放しの無開口の壁が、独自の生活環境のシェルターとして用いられている。都心に生活する魅力を求めて、東京の狭小変形にたちむかった試みであった。