■■■建築に生きる 第12回 建築家も地震と戦う■■■

2023.11.10

  • 第12回 建築家も地震と戦う 安全か美観か 私は関東大震災(1923年9月1日)は知らぬ世代。1950年制定の現行建築基準法は宮城県沖地震(1978年6月12日)被害を受けて改正された新耐震基準となった。阪神・淡路大震災(1995年1月17日)は南條設計室の...
  • More

■■■建築に生きる 第11回 建築家は芸術家か■■■

2023.10.27

  • 第11回 建築家は芸術家か 芸術家とは? 「芸術作品を創造し、また、表現する人。詩人、美術家、音楽家の類。」が広辞苑検索結果だ。次に「芸術」を検索してみる。「一定の材料・技術・身体などを駆使して、観賞的価値を創出する人間の活動およびその所産。絵画・彫刻・工芸...
  • More

■■■建築に生きる 第10回 美しい職場・楽しい職場■■■

2023.10.13

  • 第10回 美しい職場・楽しい職場 オフィスよりアトリエ 日本語の「工房」という意味と語感が好きだ。職人たちが前掛けかけて細工してる感じ。ストラディヴァリウスの工房なんて憧れてしまう。山口文象先生が戦前おられたバウハウスからも工房の香りを感ずる。ポルトガル語は...
  • More

■■■建築に生きる 第9回 美しい国づくり■■■

2023.09.29

  • 第9回 美しい国づくり 美しい国づくり政策大綱 「都市には電線がはりめぐらされ、緑が少なく、家々はブロック塀で囲まれ、ビルの高さは不揃いであり、看板、標識が雑然と立ち並び、美しさとはほど遠い風景となっている。」これは2003年7月に国土交通省が公表した「美し...
  • More

■■■建築に生きる 第8回 住宅が建築の原点■■■

2023.09.15

  • 第8回 住宅が建築の原点 住宅は弦楽四重奏 ベートーベンの代表作品は交響曲第九番だろう。フル編成の管弦楽団と四声の合唱団が奏でる「歓喜の歌」を知らない人はいない。しかし晩年は弦楽四重奏の作曲に没頭し、弦楽四重奏曲第16番作品135を完成させた5ヶ月後、182...
  • More

■■■建築に生きる 第7回 リノベーション最前線■■■

2023.09.01

  • 第7回 リノベーション最前線 リノベーションが主役 古い建物はさっさと壊して新しい話題作に建て替える事こそが、社会の発展繁栄の象徴であり、多くの建築家が主役であった。今もその流れは変わらない。いちょう並木の保全で注目を浴びる神宮外苑の再開発事業はその典型例だ...
  • More

~Atelier Nanjoの日常~

2023.08.24

  • 世界中にたくさんある建築設計事務所。実際に普段はどんな仕事を行っているのか気になりませんか・・・? 代官山に職場があるアトリエ系の南條設計室は、それはとても幅広い業務を行っています。本日はそんな日常の様子を一部ご紹介します。 所員数20名弱のAtelier Nanjoでは、所内...
  • More

■■■建築に生きる 第6回 まちづくりに参加する■■■

2023.08.18

  • 第6回 まちづくりに参加する 飯田のまちづくり 伊那谷の飯田に毎週通い続けた。新宿から高速バスで4時間半は遠いし、積雪で8時間かかったこともある。2001年その街の中心部にトップヒルズ本町が竣工した。食品スーパーや市役所分館ができて、シャッター通りだった中心...
  • More

■■■建築に生きる 第5回 デザイン監修論■■■

2023.08.04

  • 第5回 デザイン監修論 集合住宅設計の現場 建物に求められる機能が極めて高度かつ複雑な病院や空港などの設計は、専門性を極めた特定の建築士に限定される傾向にあった。一方「住宅」は全ての建築士にとって夢のある設計対象だった。集合住宅も多くの建築士が設計してきたが...
  • More

■■■建築に生きる 第4回 建築家という職能■■■

2023.07.21

  • 第4回 建築家という職能 職能としての建築家 「職能」という日本語はわかりにくい。欧米社会では医師や弁護士など社会に貢献することを第一義とする仕事が職能とされ、建築家もまた重要な職能と認知されてきた。日本では医師には医師法が、弁護士には弁護士法があるが、建築...
  • More